ストーリー
二学期初日。空虚な日々を送っていた俺、篠山マサキは混乱した。慣れた様子で教室へ突然現れたのは、俺の記憶にだけ存在しない少女。しかも、優等生と評判のお前ときたら、猫被ってるわ、仮面恋人を演じるハメになるわで、もう散々だった。だけどお前は、俺にお手製の弁当を作ってくれた。一緒に登下校をしてくれた。誰にも言えない妙な関係だけど、そんな毎日を何よりも楽しんでる俺がいた。でも、気づいたんだ。出会うはずのないお前との時間は、結局絵空事に過ぎない、と。だから俺は―風間ハルカを消すことにした。第29回ファンタジア大賞金賞+審査員特別賞受賞作。
大賞ということでだいぶ前に買ってましたが、今日読了。
SF青春ものでした!綺麗にまとまって楽しく読めました。面白かった。この前のオリンポスより好き。
分かりやすかったし、展開が読めてしまいましたけど、それでも、あーやっぱりそうなるよねえ。とか王道的な展開だったので先が読めても楽しめました!
ポストと手紙の仕掛けとかも良かったですね。これも先が読めちゃったけどw
主人公とヒロインの掛け合いも楽しかったです。が。最近こういう青春もの読んでて、こういうやりとり本当に多くなったなあと感じました。
相手(ヒロイン)が口悪くてお互いに罵り合うとか。青春もの特有のやりとりというか。
まあ、自分もやってますけど本当に多いなと改めて感じたなと。
今、3巻まで出ていますが、続編買うか悩み中。この巻で綺麗に終わってるから、続編を読みたくないというか、読みたいような。2巻のレビューを見ると買わなくてもいいかなと思えてくるんですが、怖いもの見たさに買おうかなw
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