ストーリー
“廃墟テーマパーク”にそびえる「兇人邸」。班目機関の研究資料を探し求めるグループとともに、深夜その奇怪な屋敷に侵入した葉村譲と剣崎比留子を待ち構えていたのは、無慈悲な首斬り殺人鬼だった。逃げ惑う狂乱の一夜が明け、同行者が次々と首のない死体となって発見されるなか、比留子が行方不明に。さまざまな思惑を抱えた生存者たちは、この迷路のような屋敷から脱出の道を選べない。さらに、別の殺人者がいる可能性が浮上し……。葉村は比留子を見つけ出し、ともに謎を解いて生き延びることができるのか?! 『屍人荘の殺人』の衝撃を凌駕するシリーズ第3弾。
続編ということで即購入。今回も文句なしに面白かったです!
相変わらずクローズド・サークル設定が上手く、誰が犯人かなと色々考えながら読んでいました。閉じ込められて巨人という異形の存在と殺人犯がいる状況の中でのミステリーは面白かったですね。よく思いつくなと思いますw
それから、今回は比留子さんと葉村の関係性がハッキリしてきたかなと思いました。2人の絆が深まっていくのも良かったです。最後は切ないラストで「犯人は探偵の敵なのか」という言葉がささります。巨人の正体はなんとなく分かりましたけど…やっぱりそうかあ…と悲しくなりますね。そして、最後の最後であの人が出てきてびっくり。今作読んでやっぱり面白いと思ったので1巻から読み直そうかな。続編も期待です!
[2回]
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