ストーリー
仕事に追われ、疲労困ぱいしたエリート青年。ある日出会ったチンピラのような男に誘われ、殴りあうことで自己を開放する「ファイト・クラブ」に参加する。しかし、次第に自分自身をコントロールできなくなっていく。
監督 デビッド・フィンチャー
※ネタバレあり
↓
映画感想どんどん書いていきます。
デビット・フィンチャー監督の作品、ファイト・クラブを観ました!
これもどんでん返し系の映画だそうで観てみましたが、ぶっとんでましたねw
相変わらず監督はバイオレンスさを描くのが上手いなあと思いました。
後、どんでん返し。実は主人公、僕=タイラーっていうオチ。二重人格で、もう一人の人格はブラピがやっています。伏線はちょいちょいありましたね。主人公が不眠症をわずらっている。妄想系かな?と思いました。
マーラとタイラーと僕の会話。どこか引っかかるなと。誰と会話してるの?っていう台詞。
実はタイラーが一人で喋りまくっていたわけです。上司に喧嘩をふっかける時も自分で自分を殴っているなどなど。
後、サブリミナル効果というやつ。最初観た時は気付きませんでした。考察サイトを見て二回目を見て気付きましたw確かにブラピ一瞬映ってますね。
サブリミナル効果とは
サブリミナル効果とは映像と映像の間に何度も同じ映像をいれることで視聴者に対して無意識化に訴える効果だそうです。
そして、ラストはブラピを消して人格は一つになった?のような描写でした。銃を自分の口にいれて撃って生きてるし(正確には頬を撃ち抜いたぽい)、ビルが爆破された後どうなったかは分からなくて、客の創造にお任せしますみたいな感じでしたがやっぱりそういうのは自分はあんまり好きじゃないなと思いましたw最後はもやもや。でも、ブラピかっこいいなっていうのとオチが良かった、魅入ってしまったのが良くて面白かったです。
ちなみにファイトクラブは暴力映画ではないです。単純に殴り合いでストレス発散!とかではないし、暴力を進めているわけではありません。
ファイトクラブで殴り合いをしているのは痛みを感じて生を実感するという目的があります。ファイトクラブでは勝ち負けは関係なく純粋に殴り合う。殴り殴られるのが目的で殴られることによって痛みを感じ生を実感させています。なので、怒りで一方的に暴力を振るうことは周りから非難されます。そういう時は心が空虚だから。そしてこれは自己破壊である。
それから、この作品では物質主義へのメッセージが強いように感じました。
タイラーの台詞で
「いつか必ず死ぬって事を心に刻み込め!すべてを失った者が本当の自由を知る」
「文明生活の基本的な前提を拒否しろ。特に物を持つことの重要性を拒否しろ」
「車や服の広告が人々を引き寄せる。必用のないクソを買うためにやりたくもない仕事をし続けるんだよ」
「痛みがなく、犠牲もなければ、何も得られない」
「なんでもできる自由が手に入るのは、すべてを失ってからだ」
「職業が何だ。財産が何の評価に? 車も関係ない。人は財布の中身でもファッションでもない」
「お前は物に支配されている」
という色々な台詞があります。
僕は物に恵まれていても精神的には満たされてなく無気力な日々を送っていました。精神的に満たされていない辛さは私も経験したことがあるので、あれは結構辛いです。物はあるけれど心は死んでるみたいな感じ。
1回見ただけだと理解しきれなかったんですが、メッセージ性が強い作品だなと思いました。
[1回]
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