ストーリー
「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか?切なくも衝撃の真実が明かされる!R15+
監督: トッド・フィリップス
※ネタバレあり
↓
気になっていたジョーカーをツタヤで速攻で借りて観ました!
個人的には最高!の一言。
重みのあるストーリーと人間ドラマ、格差社会の象徴みたいなゴッサムという街、ジョーカー役のホアキンフェニックスの演技力。どれも素晴らしかったです。特にジョーカーという人間に感情移入しましたし、魅力があります。
アーサーはどうしてジョーカーになってしまったのか?
理不尽な目にあい、誰もがアーサーを邪険にする。
アーサーはひょんなことから人を殺してしまう。それがまずきっかけの一つ。
その後、市長の息子だと母親に聞かされたがそれは嘘であり、妄想癖のある母親とは血縁関係はなく養子だった事実が判明。育児放棄され、元交際相手に虐待された時に脳に傷害を負い笑いがとまらなくなってしまうという病気にかかった。
アーサーの怒りや悲しみは爆発し、母親や元職場の同僚を殺害してしまい、最後にはマレーのテレビで自分が殺したと独白し司会者マレーをその場で撃ち殺してしまう。マレーはアーサーをテレビで馬鹿にしていました。そして警察に捕まってしまうが暴動をおこした市民によってジョーカーが乗っていたパトカーは横転。一命をとりとめたジョーカーは市民に祭り上げられる。
最後はウェインの本当の息子(後のバットマン)の両親が暴徒によって殺されるというシーン。
いやーブルースがその後バットマンとなるきっかけのシーンだったので、それでバットマンになるのか!と思いました。バットマン自体私は見たことがないんですが、たまたまゴッサムというドラマの1話を観ていてブルースの両親が殺されるシーンをみていたのでそのシーンを思い出しました!
そういう部分や優しかったアーサーの変貌ぶり狂気、ジョーカーになるまでの過程はとてもやるせないものでした。格差社会と理不尽さがよく描かれていたなと思いました。バックボーンは大事。でも、最後の最後でアーサーが病院にいれられてるシーンは分からなかったんですが、考察とか読むとあのアーサーの笑いだけが本物だという監督の言葉があったそうです。
監督の言葉
あのシーンだけが、彼が唯一純粋に笑っている場面です。この映画には、いくつかの笑い方が登場します。アーサーの苦しみから生まれる笑い、彼が大勢の一員になろうとするときの偽物の笑い――これが僕のお気に入りなんです――、そして最後にアーカム州立病院の部屋で見せるのが、唯一、彼の心からの笑いなんですよ。
考察サイトを見ると
ほぼすべての出来事はアーサーの妄想でジョーカーにもなってないし、バットマンすら存在していないという説や他にも色々な説があるのは面白いなと思いました。
まあ、作中でアーサーが妄想しているなという分かるシーンはあったので全てが本物じゃないと
は思ってましたが全てが嘘の可能性があるっていうのは思っていませんでした。
そうなると見事に騙されたな~という感じですね。
それでも本当のことだと思ってしまったし、面白かったので最高でした。もう一度観たいなと思うぐらいです。
[1回]
PR