ストーリー
自己免疫疾患に苦しむ11歳のイーライは、病気を何としても治したい両親に連れられて、実験的治療を受けるために、とある隔離クリニックへやって来る。
監督 キアラン・フォイ
※ネタバレあり!
↓
イーライが怖いらしいと聞いて鑑賞しましたが、中々怖かったですね。
怪しい病院にどことなく胡散臭いホーン医師、幽霊、病院の外にいて訪ねてくる少女ヘイリー、何か秘密を持っている両親などホラー要素満載で前半あたりは定番のホラーの怖さや屋敷×幽霊の面白さがあります。
ただ、後半のどんでん返しが凄いです。私は良い意味で裏切られたというかw
伏線はちょこちょこあったのでなんとなーく怪しいなあとは思っていましたが…この結末は中々なくて面白いなと感じました。
気付いた伏線とかちょこちょこありますが、
・モーテルから出る時にちらっと映る看板。
一瞬だったので止めないとどういう伏線か分からず。考察サイトで見ましたが、電話番号が聖書の言葉に関係があるそう。
・病院にイーライ一家が入る時
ホーン医師のあの何ともいえない不安そうな?表情。もう何かありますよねーっていう怪しさ。
・地下室
医師が菌がいるから開けちゃ駄目よっていうシーン。後から絶対来ますよねー
・治療のシーン
拘束具されたりドリルで穴をあけられたりとか痛そーうなシーンはなんかただの治療じゃないよねーこの人達、子供で実験してるんじゃ…?って思いましたね。どう見ても…。
・ヘイリー
絶対何かあるキャラだよね!台詞とかにも伏線?後から考えてみると自分の力とかのことを言ってたのかな。マジックみたいに見えたけど同じ悪魔の子なら火を出すというのはヘイリーが持ってる力。
・ELIとLIE
名前を入れ替えるアナグラム。イーライですね。あと逆さまから読むと317って読めるギミック。何故か幽霊が扉の暗証番号知ってるっていう。
・後半のシスターの写真
地下室で教会と一緒にうつってるホーン医師の写真。祭壇みたいなのもあったからエクソシストぽい
他にも伏線があるかもしれませんが私が見つけられたのはこれぐらいですかね。
後半は秘密が明かされていく面白さや色々分かってくる部分があって良いんですが、明かされる秘密がぶっとんでます。
イーライ少年、実は悪魔の子供でした!えええぇぇ!( ゚Д゚)
免疫の病気で防護服なしじゃ出られないというのは親がついた嘘でした。
悪魔祓いをしにイーライを連れてきたんですが、結局悪魔祓いができないからイーライと同じような悪魔の子供を殺してしまう施設でした。殺された幽霊がでてきてイーライに知らせていたんですね。
ホーン医師はエクソシストでイーライに聖水とか入れてたんですが悪魔だけ祓うことは無理なので力が目覚めていない内に殺してしまおうということで、父親も賛同してイーライを殺そうとします。母親は悪魔だけ祓ってイーライ自身は助かると思っていたけど違ったのでイーライを助けようとします。ちなみに、イーライの父親は本当の父親ではありません。イーライは悪魔の子だとは知っています。
父親もイーライを殺すことに賛同し、嘘もついていたので最後にはホーン医師や他のシスターを焼き、父親を顔面破壊して殺します。イーライを助け、愛し、真実をイーライに告げた母親は生き残ります。屋敷も燃え、そこにヘイリー登場。ヘイリーが私もイーライと同じ悪魔の子供よとカミングアウト。母親とイーライ、ヘイリーの3人でどこかへ行くところで終わります。
「イーライ自身が悪魔なんかいーい!」ってもう、心の中でツッコミましたw
不妊で神に祈っても答えてくれないから他のものに祈った(悪魔)でイーライ産めるって凄いですw
まさかのですよ。あんなに屋敷で病院ホラーミステリーの雰囲気で進んでたのに、いきなり悪魔退治系に変わるんですもん。家も燃やすわ、人も殺してしまうわでやりたい放題でしたしね。
でも、個人的にはこういうホラーも良いと思います。王道のホラー展開も良いんですけど、こういうホラーは中々ないので逆に面白かったです。ただ、突然あんな展開になってなんだよ、これっていう気持ちも分からなくもないですw
後半部分でガッカリするかもしれませんが、中々面白い作品だなと思いました!
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