ストーリー
2014年7月1日、人類は突如として絶滅の危機を迎えた。
地球温暖化を食い止めるために散布された冷却物質は地球に氷河期をもたらし、永久機関を持つ列車「スノーピアサー」に乗り込んだ人々だけが生き残りに成功する。
それから17年後の2031年。
「スノーピアサー」の乗客は前方車両の富裕層と後方車両の貧困層とに分けられ、「富裕層によって過酷な支配を受ける貧困層はカーティスをリーダーに、平等な社会を、そして人間の尊厳を取り戻すために革命を起こした―。
監督 :ポン・ジュノ
※ネタバレあり!
↓
ネットフリックスのドラマがきっかけで映画も観てみました。基本的にはどちらも大まかな設定は変わらないです。映画版だと反乱者メインに焦点が当てられています。ドラマ版は列車内全体の様子を見せながらゆっくりと物語が進んでいく感じになりますね。
映画版スノーピアサー
映画版では最後尾の住人が反乱起こすシーンから始まり、そのまま反乱メインのアクション展開で進んでいきます。ウィルフォードという人物(列車維持する為に子供を犠牲にしたり、列車のバランスを保つ為に冷酷な判断を下すヤバイ人。)が列車を作ったとされています。
スノーピアサーは階級社会が描かれています。最後尾の人間は劣悪な環境で暮らし、裕福層は贅沢三昧です。最後尾以外の人は切符を買って乗っているんですが、最後尾の人間は無賃乗車。お金払ってないから当然よねと言わんばかりなんですけど。
まあ、だからといってあそこまで酷い環境に住まわせるのはどうかとも思います。反乱起こしたくなる気持ちも分からなくもないですね。
映画版だと、反乱がメインで他の列車内にいる人間のことは描かれません。サクサクと進みます。途中で最後尾の人間が食糧配給でも貰うプロテインバーの原材料を見たり(原料は…Gがつく虫でした…orz)、列車内に水族館みたいな感じで魚がたくさんいてお寿司も出されたりとか。列車内に生態系がちゃんと確立されているのは凄いです。
なんやかんやあって、カーティス(反乱を起こす人物)はエンジニアの兄妹、ミンスとヨナを起こして協力させます。
この兄妹の兄ミンスは毎年あるものを確認していました。それは氷が解け始めているかどうかでした。外に出たら死んでしまうような寒さではなくなっているということです。ミンスは列車には残らず、外にでようと列車の扉を爆破しようとしますが当然阻まれます。ウィルフォードと対面したカーティスは自分の後を継いでくれと誘惑してきますが、最後尾からさらわれた子供達ティミーを見つけ助けようとします。なんだかんだあって爆破は成功。列車は横転し投げ出されます。助かったのはミンスとティミー。二人が外で見たのはシロクマでした。二人はたぶん新たな世界で生きていくことになるのでしょう。そこで映画は終わります。
ドラマ版スノーピアサー
ウィルフォードはすでに死亡。自分のことしか考えてない奴だったらしい。
(そのことは終盤まで明かされません)
ドラマ版は 反乱を起こそうとするもののすぐには起こせず。
列車で殺人事件が起こりそれを解決する為に反乱を起こそうとしていたレイトンが連れていかれます。元殺人課の刑事なのでかりだされたわけですが…。
殺人事件を解決するために列車内を捜索&革命の準備をする感じで進みます。ドラマなので列車内の様子とか裕福層に不満を持っている層の人間模様だとか列車の問題に厳しい選択を迫られるメラニー(列車の責任者)の葛藤する姿など丁寧に描かれ、ウィルフォードは本当はいないのでは?という疑問をレイトンが持ち始めるなどなどドラマ用に色々工夫されているなと思いました。他にもちょこっと映画と設定が違ったりする部分もあります
(じゃないとドラマの尺が持たないわけですが)
こっちだと、階級社会と貧困層の差が凄い出まくってて世界観がよく分かるし、人間関係も丁寧にやっているので映画よりは面白いなと個人的には思いました。
やっぱり自分はミステリーよりの方が好きみたいですwドラマ版はまだ続いているので、果たしてどうなるのか。今後も楽しみです!
[1回]
PR