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ストーリー
誰もいなくなった部屋にこそ、住んでいた者の嘘のない生きざまが現れる──。特殊清掃業者〈エンドクリーナー〉には、日々、様々な依頼が押し寄せる。彼らの仕事をとおして、死者が抱えていた様々な事情が浮かび上がる。『護られなかった者たちへ』の著者が贈るヒューマン・ミステリー。
久しぶりに読書しました~。中山七里さんということとタイトルで惹かれました!最近孤独死が増えつつありますからね。中山七里さんといえば私の中ではカエル男です!ちょいとグロイですけどミステリーとして面白かったですね。それはさておき。
特殊清掃人を読んだ感想ですが、リアルな感じで生々しいです。個人的には良かったと思います。特殊清掃人ってこういうことやるんだ~から、こういう状態で発見されるんだ…というのが丁寧に描かれていたし、ちょっとしたミステリーにもなっていてストーリーも面白かったです!
たまにはこういうリアルよりの小説もいいですね。ただ、食事前に読むのはやめた方がいいかもです…なにせ表現が結構生々しいので
でも、他人事ではないのでこれ読むと考えちゃいますね~。これからもっと増えていくだろうし…と考えるとこういうお仕事の需要は今後増えるんだろうなと思います。
ストーリー
大学合格を機に住居を探していた理佐は、偶然シェアハウス「サニーハウス鎌倉」を見つける。そこはセレブの別荘のような豪華な外見と設備、格安な家賃と好条件ばかり。すぐに住むことを決め、充実した日々を送っていたが、同居人が立て続けに死亡する。不安を抱いた理佐は高校時代の友人に相談するが……。予想外の結末、震撼のサイコミステリー。
※ネタバレあり
↓
久々に凄いもの読んだな~という感想です。こんなに後味悪い作品読んだのいつ以来だろう(笑)っていうぐらいで、超絶バッドエンドです!!
主人公は真犯人ヨーコに捕まって殺され(たぶん)、ヨーコは捕まりもせずばれることもなく住人を全員殺して再びシェアハウスに人を集めようとして終わるという、まったく救われないラストです…(; ・`д・´)
このヨーコという犯人は自分のせいで壊れてしまった家族と同じような家族を作るために、シェアハウスに人を集めて自分の家族にふさわしいかどうか選別していたんですね。
選別に選ばれなかった人達はもれなく殺されるというわけで…主人公理佐はヨーコの妹役にぴったりだったわけでヨーコは理佐を殺すつもりはなかったんですが、最後に理佐は抵抗してしまい殺されてしまうというバッドエンド。ヨーコ、マジ怖すぎます!サイコパス…!
作品の展開では、最初の方から後半までは日常的なことが続いて(ちゃんと日常の中に違和感も混ぜながら)最初の死体が出るまでも長いので、個人的にはちょっと退屈だったんですが、後半からネタ晴らしまでは面白くなってきて一気に読んでしまいました!
大体犯人だろうと思う人間って犯人じゃないんですよね。真犯人は別にいて、かつ身近な存在だったり、殺されていた人間が実は生きていて犯人でした!というのも多いです。
シェアハウスのミステリーということでシェアハウスの日常とかルール、関係性なども丁寧に描きつつ、個人的な無茶苦茶な理由で殺しまくるヨーコとかホラーじみてたりサイコだったりと、個人的には面白い作品でした!