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映画と本の感想メインと日常のちょっとした出来事ブログ
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ストーリー
ニューヨークのどまんなかにとり残された前世紀の古邸グリーン家で、二人の娘が射たれるという惨劇がもちあがった。この事件をかわきりに、一家のみな殺しを企てる姿なき殺人者が跳梁する。神のごときファイロ・ヴァンス探偵にも、さすがに焦慮の色が加わった。一ダースにのぼる著者の作品中でも、一、二を争うといわれる超A級の名作

古典的名作ということで一度読んでみようかなと思って、この作品が面白いということでした!ヴァン・ダインの作品は初めて読みましたが、びっしりと書いてあるわりに意外と読みやすかったです(読みにくい部分もありましたが)
ちょっと長かったんですが、あの長さを最後まで読ませる構成の上手さは凄いなと思いました。
中盤から読むのとまらなくなりましたね。まあ、ファィロ・ヴァンスという探偵キャラが個人的には面白くてどう解決するのかなと思って読みたくなったんですが。
ストーリーは身内同士のドロドロした関係性、秘密とかを暴いて進んでいくので(ドラマなんかでよくあるある)そこまで面白いとは思わなかったですね。
解決方法は地味な解決だったというか、解決に至る過程が中々進まずで後半から一気にという感じだったので爽快感はなかったかも。後半からは解決&犯人まで一直線なのでスピード感があって一気に読み進みたくなりました。
でも、もう一度最初から読みたいとは思えなかったです。とにかく長いし、構成の勉強で一部分を読むのだったらいいですけどね。

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ストーリー
あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。ほかの家族が殺されたこの屋敷で、姉のコニーと暮らしている…。悪意に満ちた外界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々。しかし従兄チャールズの来訪が、美しく病んだ世界に大きな変化をもたらそうとしていた。“魔女”と呼ばれた女流作家が、超自然的要素を排し、少女の視線から人間心理に潜む邪悪を描いた傑作。

ネットで紹介されていたのを見て購入。
何とも不思議な感じの本でした。それと、人の悪意が凄い。こんなに気分が悪くなる悪意はそうそうないと思います。
出てくる登場人物はまともそうに見えておかしな人間ばかり。どこか歪んだ日常が壊れかかる時メアリが何をするのかハラハラします。
メアリから見たら姉が一番大事で他は敵だと思っているので、村人は相当悪く書かれていて、色々ハッキリとしないことも多いですが、引き込まれてしまう不思議なお話しだなと思いました。メアリ視点なので本当に全てが現実なのか?妄想なのか?姉を守る為ならどんなこともしようとするメアリ。メアリの狂気と歪んでいる世界を読んでみたいと個人的には思いました。
はっきりとは明かされていないですが、メアリが歪んでしまったのは過去に受けた出来事が原因
でそうならざるをえなかったのかなとも思います。
家族からの扱いの酷さや虐待、そういうものがあったようなことが書かれているので。メアリがなぜそうなってしまったのかという背景を考えるとメアリは被害者だったのかなとも思います

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ストーリー
―この物音は、何か可怪(おか)しい。
何かが畳を擦る音、いるはずのない赤ん坊の泣き声。転居先で起きる怪異に潜む因縁とは――山本周五郎賞受賞、戦慄のドキュメンタリー・ホラー。
この家は、どこか可怪(おか)しい。転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が……。だから、人が居着かないのか。何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢(けが)れ」となり、感染は拡大するというのだが──山本周五郎賞受賞、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!

映画を見て原作を読んでみたかったので購入。
怖かったです。何が怖いって、本当に本から出てきそうな、何かが滲みだしてきそうな感覚が怖いというか。後、じわりとくる怖さ。手元にこの本持っておきたくないなって思いましたね。
そういうの初めてで、夜に読んでたら夢にでてきたからなおさら怖いというかw
結構影響を受けてしまうのでこれは夜に読んだらいけないやつだ!と勝手に思いましたw
まあ、内容は淡々と進んでいって、映画とはちょこっと違う感じでしたけど原作の方が好きですね。終わり方がスッキリしない感じですが、それも何か別な怖さがあったり想像したりできるのでいいんじゃないかなと思います。
ちなみに、鬼談百景の話ともリンクしています。ぶらんこと欄間の話が個人的には好きですね。怖いけど。


ストーリー
学校に建つ男女の生徒を象った銅像。その切り落とされた指先が指し示す先は…(「未来へ」)。真夜中の旧校舎の階段は“増える”。子どもたちはそれを確かめるために集合し…(「増える階段」)。まだあどけない娘は時折食い入るように、何もない宙を見つめ、にっこり笑って「ぶらんこ」と指差す(「お気に入り」)。読むほどに恐怖がいや増す―虚実相なかばする怪談文芸の頂点を極めた傑作!初めての百物語怪談本。

こっちもついでに。残穢とリンクしている話がちらほらあります。
短編集で1~3pずつの短いお話し。99話あって、残穢が100話目になるらしいですね。
本当に怖い話からちょっと切なかったりしんみりした感じの話までの怪談話。
短い中で分かりやすく怖く書けるのが凄いなと思いました。
こっちは面白い怖さというか、普通に楽しめる程よい怖さだったかなと思います。

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ストーリー
あと二日で、四人死ぬ――
閉ざされた“匣"の中で告げられた死の予言は成就するのか。
ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! 
その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。

前作よりは落ち着いた感じになって普通のクローズドサークルだったけど面白かった!
今回は比留子さんのちょっとした言動とか普段の生活とか知ることができてそれも面白かったですね。葉村との掛け合いも好きです。最後の最後まで飽きさせないのも凄い。
こういうオカルトちっくの雰囲気も悪くないし、タイトルと内容を合わせてるのも良い。登場人物紹介が途中でまたあって良かった。登場人物が多いと中々覚えられないから。
犯人を追い詰め、サキミの正体を暴いていく比留子さんの推理も見事で、怒りも伝わってきてキレキレだったし。伏線結構あったけど伏線に気付いても私は分からなかったw
やっぱり恐怖心とか極限状態の状態になると、人は何をしでかすか分からないのが怖い。
自分が助かる為だったらどんなこともやってしまうのかな。
まあ、今作も面白かったので次作も楽しみですね。
葉村と比留子さんの関係が今後、どうなるのかも気になるところ。

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