ストーリー
ニューヨークのどまんなかにとり残された前世紀の古邸グリーン家で、二人の娘が射たれるという惨劇がもちあがった。この事件をかわきりに、一家のみな殺しを企てる姿なき殺人者が跳梁する。神のごときファイロ・ヴァンス探偵にも、さすがに焦慮の色が加わった。一ダースにのぼる著者の作品中でも、一、二を争うといわれる超A級の名作
古典的名作ということで一度読んでみようかなと思って、この作品が面白いということでした!ヴァン・ダインの作品は初めて読みましたが、びっしりと書いてあるわりに意外と読みやすかったです(読みにくい部分もありましたが)
ちょっと長かったんですが、あの長さを最後まで読ませる構成の上手さは凄いなと思いました。
中盤から読むのとまらなくなりましたね。まあ、ファィロ・ヴァンスという探偵キャラが個人的には面白くてどう解決するのかなと思って読みたくなったんですが。
ストーリーは身内同士のドロドロした関係性、秘密とかを暴いて進んでいくので(ドラマなんかでよくあるある)そこまで面白いとは思わなかったですね。
解決方法は地味な解決だったというか、解決に至る過程が中々進まずで後半から一気にという感じだったので爽快感はなかったかも。後半からは解決&犯人まで一直線なのでスピード感があって一気に読み進みたくなりました。
でも、もう一度最初から読みたいとは思えなかったです。とにかく長いし、構成の勉強で一部分を読むのだったらいいですけどね。
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