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ストーリー
トゥルーマンは保険会社の平凡なセールスマン。しかし彼は自分の生活が少し変だと思い始めた。もし自分の人生が、実は“演出された作りもの”だったら…?
鬼才ピーター・ウェアー監督のもと、才人ジム・キャリーが絶妙な名演技を見せて絶賛されたヒューマン・コメディの傑作。

監督 : ピーター・ウィアー

※ネタバレあり!










はい、面白かったです!名作ではないかと思います!
トゥルーマンが周囲に疑問を持ち始めたところから一気に面白くなりました。最初の方から違和感はありましたけどね。
観ている自分も映画の中の視聴者と同じでトゥルーマンどうするんだろう、これからどうなるんだろう?って思いました。
生まれた時からすべてが作り物で、しかも、24時間全世界に生中継される側にしたらショックだし、たまったものではないですけれど…(;'∀')プライベートが他人に全部丸見えですもん。
しかも、ちょいちょい商品のCMもいれてきて、ちゃっかり商品宣伝してるし。
島まるごとセットだったのも凄かったですね。月も人工物で天候も操れるとか。


良いなと思ったところはトゥルーマンが島を脱出するシーンと視聴者が番組変えろと言う最後のシーンですね。


学生時代にエキストラのローレン(本名:シルヴィア)という女性がトゥルーマンに真実を伝えようとするんですが、テレビ番組のスタッフに邪魔されてすべては伝えられず。そのままシルヴィアはいなくなります。といっても外の世界にはいますけどね。


その後もシルヴィアのことを忘れられずにいるんですけど、その時のことも自分の生活に疑問をもつきっかけの一つであり、死んだはずの父親との再会、妻との不自然な会話(商品の宣伝)などから周囲への疑問を深め色々やってくれるから面白かったです。
トゥルーマンはテレビの目を盗んで脱走。ボートで島の外へ向かいます。最後にテレビ番組のプロデューサー・クリストフはトゥルーマンが外の世界に出るのを阻止しようとトゥルーマンの邪魔をするんですが、トゥルーマンはあきらめず阻止することはできませんでした。
ここの作られた世界の壁にぶつかって出口への階段を上がるところから最後までのシーンが印象的でした。
クリストフはトゥルーマンに知らない世界に足を踏み出すことはできないだろうと思っていましたが、トゥルーマンはカメラに向かって笑顔を見せて「会えない時のために、こんにちはとこんばんは!」と言い放って出口への扉をあけ外の世界へと踏み出します。


もー、スカッとしましたね。すべてを与えられて外の世界を知らなくても一歩踏み出す勇気を見せてくれたトゥルーマン、今までやってきた挨拶を返すという皮肉はスカッとした瞬間でした。

トゥルーマン・ショーという番組が終わり、視聴者がすぐに「チャンネル変えろ」と言うのも印象深かったですね。視聴者側の気持ちが表したシーンだったと思います。
視聴者がテレビを見るのって娯楽や刺激を求めていて、一つが終わればさっさと次の娯楽を探す。面白くなければ別の番組に変える。そういうリアルさも表されていてとても良い作品だなと思いました!

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