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あらすじ *アマゾン商品説明から抜粋*

 円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモ。黙って話を聞くだけで、人の心を溶かし悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていた。しかし「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次第に失っていく。


友達もオススメのモモ。読んでみました。面白かったし、とても大切な事を教えてくれて、癒される本だなと思いました(^▽^)
次の展開が気になって読み進めたいと思ったり、モモの物語が終わるのが惜しいと感じるぐらいでした。私にしちゃ、珍しいw
さて、主人公モモはあまり自分から行動しません。ただ、人の話を聞いてあげるだけです。受動的な主人公って珍しい。でも、聞いてあげるだけで他の人たちを癒していきます。私もこのモモを見ていると心が落ち着くというか、癒されるような、不思議な感じがしました。
モモのテーマは「時間」です。灰色の男たちは人々から時間を奪っていきます。時間を節約、倹約する、という事は節約した分の時間だけ色々な事が出来ます。でも、節約する為にせかせかといつも忙しなくしていて、ゆとりがなくなる。友達と会ってしゃべったりする事すら惜しくなる、楽しむ時間が無くなる、他人にかまっている時間が無くなる、仕事がただの作業になってしまったりするのは、恐ろしく味気のない生活だと思います。
掃除夫のベッポじいさんは最初は愛情をもって仕事をしていましたが、灰色の男たちにより、ただ効率のいい仕事をするようになりました。朝も昼も夜も、わき目もふらずひたすら働くのです。(ベッポじいさんの場合、モモを助ける為ですが)そこに愛情はなく、ただ、淡々と掃除をするだけの日々。
時間を節約すればするほど、生活はやせほそり、心の豊かさは無くなっていく。現代社会は今、この状態ではないのかなと思います。よく、昔の方が良かった~なんて言いますけど、昔はもっと心にゆとりや豊かさがあったからこそ良かったのではないのかなと。現代社会はパソコンの普及や技術の進歩で生活は豊かになったけど、明らかに昔より人間関係の希薄、心のゆとりが無く、いつも忙しくしている感じが充満しているのではないかなと思うんですよ。
本文で書かれていますが、時間とはすなわち生活。生活とは人間の心の中にあるもの。
この本読んで、私は人間が人間らしく生きるという事は心で感じる事だと思いました。私も、もしかしたら知らない内に時間節約人間になってるかもしれません。ちょっと、本を読んでドキリ(@Д@)こういう事ってなかなか気がつかないから怖いです。
よくよく考えてみれば、そんなに時間を節約したところで何を得るんだろう?と思います。よくお金の為とかありそうですけど、そんなにお金を溜めてどうするんでしょうね。行きつく先はむなしいような気がします。

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