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あらすじ

南アフリカ共和国の偉大な指導者ネルソン・マンデラ。彼が自国でのラグビーW杯開催を通じて人種対立の壁を乗り越え、国民を一つに導いていく姿を描いた感動実話。

監督はクリント・イーストウッド。95年の実話を映画化。

というわけで、この映画見ました。劇場公開時に気になってはいたんですが、先日WOWOWで放送されていたので見る事ができました♪

感想

泣きはしなかったですが、かなり良い作品だと思いました。人種差別の壁を周りの人々に支えられながら、時には指導者としての立場で決断を下さなければならない、苦難を乗り越えて、一つにまとめていく姿は確かに感動を誘うものでした。
まあ、若干黒人よりの視点で、白人がどう思ってるかとかはそれほど描かれていません。私はそんなに気にしませんけど。

この映画ですごくいいなあと思ったのは、ネルソン・マンデラの言葉ですね。インクビタスという言葉は負けざる魂という意味です。これも良かったんですが、赦す事が大事だという言葉。これにもまた感慨深いものがあります。自分がどれだけ相手に苦しめられてもその行いを赦すのって相当難しいと思います。まして、人種差別されたりなんかね。赦す心を持つって事が一番強くて難しいかもしれませんね。

そして、もっとも興味深いのが人種差別というテーマ。
前に人はなぜ憎むのか?という本を紹介しましたが。本の中でスポーツは民族という壁を越えてひとつになれる。みたいな事が書かれていました。
この映画もラグビーを通して民族が一つにまとまっていきました。
私が思うにスポーツってチーム全体がまとまらないと勝てないもんですよね?
個人戦ならともかく。チームでやるものって誰かが崩れるとチーム全体が崩れる。たとえそこに黒人、白人が混ざっていたとしても嫌でも一つにならざるを得ない。そういうものも含めて、なんかこうスポーツって団結力って高まるのかなあと。後、やっぱ応援しているチームとかが勝つと嬉しいし、盛り上がりますよね。そこには一つの共感というか、達成感?カタルシスが生まれるのかな?とも思ったりします。

マンデラは獄中で自分とは別な人種の人々と過ごしたと言っています。
彼らと過ごす事により、彼らに対する偏見などの感情は無くなっていたそうです。結局のところ人って外見だけを見ているんですよね。言語の違い、瞳や髪の色、肌の違い。どうしても見た目で判断しちゃって、でも実は話してみると自分と同じなんだって思うのと一緒で。そう思えるまでがきっと大変なんだろうなと思います。

それにしても、イーストウッド監督は相変わらず良い作品を作りますね。チェンジリングやグラン・トリノもそうですけど、人間の内側の感情。特に暗い感情を描き出すのが上手いなあと思います。
私は実話を元にとかけっこう好きなので余計にいいなと思うんですけど、イーストウッドの作品はあまり外れが無いように思います。インビクタスはオススメの作品ですので是非!(^v^)

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