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ストーリー
精神を病んだ犯罪者だけを収容し、四方八方を海に囲まれた「閉ざされた島(シャッター アイランド)」から一人の女が姿を消した。
島全体に漂う不穏な空気、何かを隠した怪し気な職員たち、解けば解くほど深まる謎……。
事件の捜査に訪れた連邦保安官テディがたどり着く驚愕の事実とは!?

監督: マーティン・スコセッシ

シャッターアイランド、再び見ました!
だいぶ前に見たので見直してみようかなと思って見たわけですが、この作品は二回目以降見ると面白い映画です!
一回見ただけだと分からないんですが、見終わってから伏線に注意したりして見てみると面白いです。もうオチや伏線が分かってからっていうのがキモですね。
というわけでがっつりネタバレありの感想ですので、見たくない人はスルー推奨です。

ネタバレありの感想!






















さくっとまとめると。
主人公こと、テディはレディス本人。本名はアンドリュー・レディス
ドロレスはテディの妻。レイチェルは娘の名前。
4つの法則とは氏名のアナグラムのこと。テディ・ダニエルズ=アンドリューレディスになる。妻のドロレスも同様。レイチェル・ソランドー=ドロレス・チャナル。
ちなみに他サイトの考察で見つけたんですが、シャッターアイランドというタイトルもアナグラムで入れ替えると嘘と真実という意味になるそうです。凄い。

妄想
妄想の世界ではレディスがアパートに放火し妻を殺した(子供はいない)ことになっていて、テディはレディスがこの病棟にいることを掴んでいた。そして、この島では人体実験をしているのではないか?という疑惑もありテディはその人体実験を暴こうともしていたところに、失踪したレイチェルの捜査でやってきた。

真実
テディは元々ここの患者で2年前からいる。
レイチェルの失踪、相棒のチャックなどほぼすべてがテディの妄想。
レディスは戦争のトラウマで心を病んでいて酒におぼれていた。
妻のドロレスはうつ病があり、住んでいたアパ―トに放火し湖畔の家に移ったが、ドロレスは自分の子供たちを溺死させた。自分を楽にしてほしいとレディスに頼んでレディスはドロレスを撃ち殺す。
そのことで精神を病み、もう一つの人格テディを作って妄想の世界へ逃げ込んでいた。
一度は正気に戻ったものの、また戻ってしまい、レディスは暴力的で、正気に戻らなければ医者たちはレディスにロボトミー手術を行うつもりでいた。
テディを正気に戻させる為に医者や患者、警備員など芝居を打ちテディの妄想を現実にして、矛盾をつきつければ嫌でも正気になるだろうという試みだった。
相棒のチャックはテディの主治医、シーアン医師だった。
真実を告げられてテディは正気に戻る。

結末
正気に戻ったかと思ったが、チャックことシーアンに「島をでよう、チャック」と言ってシーアンはまたテディに戻ってしまったことを院長に伝え、ロボトミー手術を受けることに。
その直後、テディはシーアンに「こんなところにいると考えちまう。どっちがマシかな? モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか?」と聞く。シーアンはテディが正常であることに気付いてテディと呼びかけるがテディはロボトミー手術を受けにいってしまう。

で、終わります。…切ないというか悲しい終わり方なんですね。

感想
色々考察サイトで書かれていますが。

陰謀説(レディスは医者たちに洗脳されていたんじゃないか?)
テディは本当に精神病患者だった説。

私はレディスは元々患者だという説だと思ってます。
そして、最後の言葉は、人を殺した自分はモンスターであり、その事実を受け入れて生き続ける苦しみか、作り上げたテディという人格のまま死ぬかという感じでしょうか。
テディは正気ではないフリをしてロボトミーを受けてしまうんですよね…。
ロボトミーで実際に死ぬというよりは、おそらく感情がなくなるのではないかと思います。
そもそもロボトミー手術というのは脳の一部(前頭葉)を切り取る手術だそうです。
その前頭葉というのは感情、性格、理性やらをつかさどっているので、恐らく感情の抑制につながる、下手したら感情なくなってしまうものなのかと。
映画の中で医師たちが保守派やら何派に分かれているというのも言っています。
精神外科か薬で治療か。院長はどちらでもない方法で治療する考えの持ち主です。

そして、伏線が細かい。全部が伏線のようなものです、この映画。
テディは冒頭で水が苦手と言っています。水は子供達が湖でおぼれてしまった為だと思われる。
水と火の関係性。ある考察サイトでは水=現実、火=妄想と分けられているらしいです。
とか、チャックや看護師の視線。言動。仕草。微妙にチャックが疑問をもつように誘導しているところとかも。
それから、4の法則、67番目は誰?というメモ。
名前のアナグラムと67番目はレディス自身だったということ。アナグラムは二回目だったけど分からなかったw
伏線だらけなので、すぐ分かる人は分かっちゃうと思いますが、そういう風に答え合わせ、どこが伏線だったのかとかを探しながら二回目を見ると普通に見るより面白いわけですw

一つよく分からないのは崖の横穴の女性(テディはレイチェルだと思い込んでるが女性は名前を名乗っていない)。おそらく妄想だとは思うんですが、実在…していたのかな?とも思ったり。ちょっと謎です。

こんな感じでざっくりまとめてみましたが、考察サイトは見比べてみると面白い発見があってとても参考になります。後、楽しいですねw

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